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悪意

「悪意」 　著者：東野 圭吾

たくましさに鋭さが加わった加賀刑事の登場です。
犯人の野々口が自白してから引き込まれていく自分が居ました。
殺人事件には「悪意」があります。
構成は加賀刑事、犯人の野々口、被害者の日高が中心です。
限定されて人物でミステリが深く広がっていきます。
起きた事実を記憶して一気に読む事をお薦めします。
野々口の手記、加賀恭一郎の記録・独白は筋道の通った迫力があります。
東野作品のお薦めです。